依存はいけないぞん

特定の何かに依存するのは良くないが、特定の何かに依存しているのが人間かもしれない。もっとも最悪なケースは「自分が依存していることに気が付いていないこと」である。岡本太郎は著書「自分の中に毒を持て」で❝情欲に流されるのはいい。だけど、流されているという自覚を持つんだ❞と言っている。この情欲を依存に置き換えて考えよう。

 

自分の物事に対する依存性を低めるためには「私はひとりでも生きていける」という根拠のある自信が必要であり、その根拠ある自身は技術的な部分からやってくる。たとえば、会社という組織に依存しないためには、自分の力で稼ぐ力をつけることが最重要である。「この会社がなかったら私はダメ」という否定的な考えの元では、日々不安だし辛い。

 

自分の力で稼ぐ技術に関して言えば、独力で稼ぐ力がひとつ付いたら、すぐ次の技術を開拓していく。そうやって自分の幅を広げていくことが大切ではないか。ひとつの仕事を行うにしても、クライアントは複数を抱えていたほうが安定する。

 

考え方は非常に大切だが、考え方だけでは何も生まれない。芸術家がいかに強い思想を持っていても筆を握らなければ何もならない。哲学者も頭で考えて思想を構築したとしても、書き起こさなければ何もならない。自分の考えにどう命を与えるのかを考え実行することが根拠のある自信を生む唯一の方法であると思う。

 

依存は真実を曇らせると、僕は考える。真実は見えすぎると辛いものだから、多少曇っていて良いのだが、曇りすぎると自分を失う。自分を失うということは、自分の人生を失うことであり、他人の人生を生きることである。

 

どんな状況に置かれてもまずは自分のことを考える。

自分よりも大切だと思える人や物事が現れたら、そのときはそのとき。

まずは自分の人生に責任が持てるように、自分のことだけを考えたい。