居酒屋で愚痴を言うように

書くことが好きだ。

好きが故に、いつも書く対象を探している。
色んなことについて書きたい気持ちがあるが、いざ書くとなると<わかること>しか頭に浮かんでこない。
 
わかることとは過去のインプット。
関わりを持ったものである。
 
たとえば、家庭環境、旅した国や出会った人びと。他には、本、音楽や芸術などの文化的経験。日々の日常で印象に残ったシーンとかも。
 
これらは僕の書く対象だが、書くためにインプットしたものではない。
 
生きていて何となく関わりを持たざるおえなかった事物ばかりである。
 
何かと関わりを持つということは少なからずストレスが生じる。
 
ただ両足を地面に着いているだけと思っていても、体重は確実に足への負担となる。
 
だから、止まらず歩く。
だから、表現をしなければいけない。
 
<書くこととは居酒屋で愚痴を言うようなもの>という風にぼくは捉えている。
 
酒はペンで、愚痴友達は読者、形になったものがトイレに浮かぶゲロかもしれない。
 
基本的にはこれを繰り返しているにすぎない。